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2020.07.31

食事の時の正しい姿勢

食事の時の正しい姿勢今回は食事の時の正しい姿勢についてお話しさせていただきます。

子どもの頃は、よく姿勢良く食べなさいと言われていたと思いますが、今はどうでしょうか?
家ではローテーブルで地べたに座って食事をするという方も多いと思います。

食事にも正しい姿勢があり、姿勢が悪いと見た目だけではなく、消化も悪くなってしまいます。
正しい食事の際の姿勢をお伝えします。

ポイント

  • テーブルに座ってまっすぐに座る
  • テーブルは胸とおへその間くらいの高さがいい
  • テーブルとの間はこぶし1つ分開ける。
  • 足裏を床につける(足裏が床についている時とついていない時で噛む力に15%の差がある)
  • 椅子に深く腰をかけ、首と背筋をまっすぐにして座る
  • ひじ、ひざ、こしは90°を意識する

みなさんはこられをきちんとできているでしょうか?

特にお子さんの場合、足裏がつかない場合は、厚めの本などを置き、しっかりと足裏がつくようにしてあげてください。
テーブルが高い場合は、硬めのクッションなどをひいてあげましょう。

良い姿勢での食事をすることで、様々なメリットがあります。

消化や吸収の効率が上がる

消化や吸収が良くなることで、消化器官への負担が少なく、より多くの栄養を取り入れることができます。
お子さんの場合は、成長にも関係してきます。

まっすぐ噛むことで健康になる

姿勢が良い状態だと、左右の歯は均等に力がかかるため、歯やあごの負担が少なく、効率よく噛むことができます。
しっかり噛めることで、消化や吸収の手助けになります。

また、よく噛めることで、脳が活性化して認知症予防にもなりますし、満腹中枢が刺激されやすく肥満防止にもつながります。
お子さんの場合は、歯の並びや噛み合わせにも影響します。

体のバランスが安定する

食事や日頃からの姿勢が良いと、体のバランスが安定します。
バランスが良いことで、肩こりや病気になりにくかったり、怪我もしにくくなります。

また、運動能力も向上するため、パフォーマンスも上がります。
お子さんの場合は、成長にも関係してきます。

食事の時によくある「悪い姿勢」をご紹介します。

当てはまるものはないかチェックしてみてください。

  • 背中が曲がっている
  • ひじをついて食べている
  • 足を組んで食べている
  • 前屈みで食べている
  • テーブルにもたれかかっている
  • 椅子にもたれかかっている
  • 利き腕だけで食べている
体の健康はまず食事から。

正しい姿勢で、栄養があるものをしっかりと噛み、みなさんで楽しく食事をするようにしましょう。

とくにお子さんの場合は、食べる時の姿勢が、体の成長や歯並びにも影響してきます。
しっかり噛むことで顎の健全な発達をうながしたり、栄養をたくさん取ることができます。

正しい姿勢を心がけるようにしましょう。