テレワークや電子マネー、3Dプリンターなど、年々デジタル化が進んできております。
どんどんと新しい生活様式に変わるため、時代の波について行くのが大変ですが、ますます便利な世の中になってきているのは事実です。
もちろん歯科医療においても、世間と同じくらいのスピードでデジタル化は進んでおります。
昔はレントゲン写真はフィルムに投影し、手動で現像しておりましたが、現在ではデジタル写真なので、撮ったレントゲンの画像をすぐに確認することができます。
CTという3次元で撮れるレントゲンも普及して来ており、今まで見えなかった細部の情報まで確認できるようになったため、診断や治療技術の向上につながっております。
また、被せ物を作る際に歯型を取ると思いますが、最近ではデジタルスキャナーを用いて精密な3Dで歯型を取れるようになってきました。
ぐにゃっとした歯型の材料がお口に入る不快感がなくなりますし、取った歯型に石膏を流し、それを技工士さんに渡していた手間も省くことができます。
データで歯型を管理できるため、データの送信も簡単ですし、歯型を保管するためのスペースもいらなくなります。
歯の模型が必要な場合は、3Dプリンターを用いて再現することもできます。
そして、デジタル化の大きな恩恵を受けている分野が、矯正治療になります。
少し前までは、歯の大きさや顎の骨の大きさを測定したり、歯をどう動かせば良いかなどは一つ一つ時間をかけて手作業をしておりました。
デジタル化が進み歯や歯の模型を専用スキャナーで読み込みだけで、歯や顎の大きさの測定は瞬時にできるようになりました。
当院でも導入しているマウスピース型矯正装置「インビザライン」は2000年頃から、歯科矯正治療に取り入れられております。
今の歯並びを3Dデータとして読み込み、過去の何百万という治療データから、理想的な歯の並びをシミュレーションすることで、ワイヤーを使用しない、透明なマウスピースによる矯正治療が可能になりました。
マウスピース型矯正装置「インビザライン」では、矯正治療の前と後の歯並びだけではなく、矯正治療によってどのように歯が動いて行くのかを、「クリンチェック」というソフトウェアを用いて、一つ一つ目で見て確認できるため、矯正治療をすることで得られる綺麗な歯並びや噛み合わせが、とてもイメージしやすくなっております。
マウスピース型矯正装置「インビザライン」のページはこちら↓
https://www.adc-arai.com/invisalign/
今回、マウスピース型矯正治療の先頭を走るインビザラインから、新しいツールが誕生しました。
その名も「SmileView」。
今までは歯科医院でしか見れなかった矯正後の歯並びのイメージが、自分のスマホで簡単に見られるようになりました。
方法は、下のQRコードを読み込み、同意事項を確認していただいた後、歯が見えるように笑った写真を撮るだけです。
約1分で、矯正治療をするとどういう歯並びに変化するのかを、矯正の前と後で比較して見ることができます。
きれいな歯並びになった自分の姿を見ることで、矯正治療を前向きに考えてみたり、今まで矯正をしようか悩んでいた方の後押しになればと思います。
ただし、あくまでも合成写真を用いたイメージ写真になりますので、矯正治療で得られる実際の歯並びとは大きく異なる場合があります。
少しでも矯正に興味がある、自分の歯並びを治したいと思われる方は、一度試してみてください。
歯並び、噛み合わせが良くないと、虫歯や歯周病になりやすかったり、顎関節症でお口が開けにくかったり、頭痛や肩こりがあったり、しっかり噛めないため消化不調を起こしやすかったりします。
矯正治療では、見た目の改善はもちろんですが、噛み合わせも改善できるため、歯の寿命が伸びたり、全身の健康にもつながります。
矯正について気になる方は、お気軽にご相談ください。
初回、矯正相談は無料で行っております。