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2020.03.03

噛むことはとっても大切!

みなさんは食事の際は、よく噛んで食べているでしょうか?
子どもの頃から、よく噛んで食べなさいと言われませんでしたか?

噛むことには、様々な良い効果があります。
もちろん食べ物が大きかったり固いと飲み込めませんので、しっかりと咀嚼します。

しかし、白米や火の通った小さなものなど、比較的柔らかいものでもしっかりと噛むようにしましょう。
よく言われるのが、1口30回です。

なぜよく噛むことがよいのかというと、

①噛むことで脳の血流量が増加し、活性化されることで、認知症予防になると言われています。

老化により、歯や歯ぐきが弱ってくると、どうしても柔らかいものをたべることがおおくなります。それですと、あまり噛まなくても飲み込めるため、脳があまり刺激を受けず、認知症が進むと言われています。

②よく噛むことで食材が細かくなり、消化、吸収がしやすくなり、栄養分の摂取量も増えると言われております。身体の健康にもつながります。

③しっかり噛むことで、口周りの筋肉を使いますので、摂食嚥下障害の予防に繋がります。

④よく噛み、食事に時間をかけることで、間脳という場所の視床下部にある満腹中枢が刺激され、満腹感が得られやすくなります。満腹感が得られることで、食べすぎの予防になり、肥満の予防、ダイエットにつながります。

⑤噛むことで唾液腺が刺激されることで、唾液の分泌量が増加します。唾液が増えることで、食べ物が消化されやすいだけでなく、細菌の増殖を抑えたり、むし歯や歯周病になりにくくなりますし、口臭まで予防してくれます。

どうしても忙しくて早食いになったり、インスタント食品(糖質が多く柔らかい)で済ましてしまう方も多いと思いますが、生きる上で食事はとても大切です。
きちんと食事の時間を確保できるようにし、栄養価の高い食べ物をしっかり噛んで取るようにし、お口の健康から全身の健康へと気を配っていきましょう。